2019.5.30
FEATURE令和の夏にぴったり、ビューティフルハーモニーを取り入れた装いで軽やかなパーティーへ。万葉集の梅花の歌三十二首の序文 「初春の令月にして気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」を出典とした新元号。今年は、日本でもお祝いの一年となり、また海外でも日本につたわる文化に触れる機会が増えることでしょう。令和とは、英語でビューティフルハーモニー(美しい調和)。日本の伝統文化は常に四季の自然と共にありました。花鳥風月と伝統技術とを現代の暮らしに美しく調和させたブランドをご紹介します。
まずは梅花でしょう。
寒い冬からの目覚め、再生を表す春を告げる花が梅です。
繭ごもりも、目覚めと再生がテーマです。
梅の花と日本を代表する花を丸紋で上品にあしらったスカーフを風になびかせる姿は、この夏ならではの装いです。
このブランド、ホワイトピジョンは、日本各地で古来より生まれ続ける地場産業、伝統伝承産業から誕生する染織を、クールでドラマティックなデザインに仕立て上げています。
「文化、私達に平等な感動を守る」というブランドビジョンは、新しい時代を感じさせます。
香しい花が描かれたうす衣を纏うときは、matohuの数寄屋クラッチがお似合い。
Matohu「まとふ」には身体を包み込むように身にまとう服という意味と、消費して捨て去るのではなく、自分らしい美意識が成熟するのを待とう、という呼びかけの二つの意味が込められています。
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに、歴史や文化、風土から生まれるデザインを発信するブランドです。
数寄屋クラッチは男女兼用で、もちろん茶道お稽古用にも仕えます。