伊賀焼(谷本洋) のご紹介

2019.9.20

FEATURE
伊賀焼(谷本洋) のご紹介

2019年5月30日にオープンしました、繭ごもりオンラインストアですが、9月にまた新たなブランドが仲間入りしました。

陶芸家 谷本洋(Yoh Tanimoto)氏の作品です。

谷本洋(Yoh Tanimoto)

伊賀焼陶芸作家(谷本光生)の息子として誕生。幼少の頃から陶芸に接し、京都にて陶技、ヨーロッパにて絵画、現代美術を学び、独立後は全国の主要百貨店、ギャラリーにて個展を開催。また、伊賀焼を世界に広めるために海外にて展覧会、セミナー、ワークショップ、ギャラリートークなども開催しています。

谷本氏の作品には、愛と平和の願いが込められていて、力強く、寛容で温かみのある作品が魅力です。

穴窯にて3昼夜半焼成。電気窯も多く利用されるようになった現代ですが、赤松の薪の窯で焚くことによってさまざまな景色を醸し出しています。一つとして同じものはなく、それがお客様の手でお使いいただくほどに、少しずつ自分色に育っていきます。

繭ごもりのために、日常の中で大切な方との茶や花、もてなしを楽しむための作品を提供していただきました。ご注文をいただいてから桐箱を制作してお送りいたします。

伊賀焼

伊賀は、400万年前に生息していた生物や植物の遺骸が多く含まれる堆積層から良質な陶土がとれること、薪に最適な赤松の森林が豊かであったことから、伊賀焼が発展してきました。

高温の登り窯で焼かれるため、幾重にも降りかかった自然の灰が溶けてガラス状の景色が生まれ、一つ一つ異なる一期一会の出会いが茶道の精神に通じています。桃山時代には、千利休の弟子である古田織部の指導によって、数々の名品が生み出されました。

使い方

陶器は土でできているため、水分をよく吸収します。陶器を初めてお使いになる前に、水をはった桶に10分ほど浸して、水分を含ませてからご使用しただきますと、色染みを防ぎ、長く綺麗にお使いいただけます。ただし、10分以上浸さないようにご注意ください。

また、お使いになる度に、水にくぐらせることで、器はみずみずしく美しくなり、お料理のにおい移りも防ぐことができます。

お使いいただいた後は、布巾で拭き、しっかり乾燥させてから食器棚におしまいください。水分を含んだまましまうと、カビや臭いの原因となります。

電子レンジは使用可能ですが、急激な加熱や急な冷却は割れの原因となりますので、注意が必要です。

花入や茶碗などは、水が漏れないように注意していますが、漏れる場合はよく乾かしてからお米の研ぎ汁に浸す、煮るなどしますと効果的です。それでも漏れる場合には、お問い合わせください。

作品のご紹介

■伊賀小服茶碗:伊賀の砂まじりの蛙目粘土を使っています。

■伊賀茶碗(風の音):半磁器の土を使っています。風の音をイメージした作品。

■伊賀一輪花入:伊賀の木節粘土を使っています。一輪花入や大振りの徳利としても使えます。

■伊賀六角香合:伊賀の木節粘土を使っています。六角とは亀の甲羅をあらわし、長寿長命を意味する縁起のよい形です。薬味入れとしても。

■伊賀文巻蓋置:文巻とは書物を包むおおい、巻物の意。

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